正面外観
Finnish pav. 94-10-17.jpg
この小さな100㎡ほどのパヴィリオンは、木製の壁と天井パネルのユニットからなり、フィンランドで制作され、イタリーに運ばれ建設されたプレハブの建物です。濃紺の壁面に白く塗られた三つの補強のためのトラスが美しいコントラストを生み出しています。断面図で示すように、アアルトは独創的な採光システムを試み、以後そのヴァリエーションが数多くの建物で採用されています。アアルトの死後彼への敬意として76年に修復が施され、90年にも修復がなされ、現在もビエンナーレの展示館として用いられています。