外観
City Electric Co. 87-005-29.jpg
手狭になったヘルシンキ電力会社ビルの増築計画として建てられたこの建物は、1961年に計画された新しいヘルシンキ・センターの一部、ヘルシンキ中央駅南西500m程に有るカンピ(Kamppi)地区に建っています。レンガ貼りの古い外壁対して、青銅の外壁を与えることによって新旧の対比を、また屋上に設けられた職員のための食堂や厚生施設を水平の連続屋根で覆う事によって新旧の統一を計っています。既存のオフィスビルの機能を残し、新しい統一体としての建築を如何に実現させるか、というテーマに見事に答えた建物と言えるでしょう。