東側正面全景
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Lahti 駅から3~400m に有るこのラハティの市庁舎は、Armas Lindgren、Herman Gesellius との共同事務所を解散した後、Eliel Saarinen 単独の設計によるものです。ヘルシンキ中央駅のコンペが巻き起こした近代建築論争後、サーリネンはしばしばヨーロッパを訪れ最新の建築に触れる機会を持ったと言われています。既にこの時期にはウィーンのセセッション華やかなりし折り、形態的に見ると、中央駅に於いては J.M.Olbrich によるダルムシュタットの結婚記念塔の影響が、この市庁舎に於いては J.Hoffmann の影響が見られます。