既存の中庭からASPLUND による増築部分を見る
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1913年ナショナルロマンティシズムのスタイルで一等当選案となったアスプルンドの案は、1672年、N.Tessin による市庁舎の増築建物として、どの様にファサードを調和させるか、という大問題の解決に時間がかかり、24年後の1937年に完成を見ました。25年にはネオクラシシズムのファサードが、分離した形で提案され、34年には統一体としての提案が為されています。1936年ようやく今日の姿であるモダンなスタイルが提案され実現に至ったのです。「今日のゲーテボルグの歴史上偉大なる悲劇」と当時の新聞の見出しに記されましたが、今日に於いては、増築計画の優れた解決例として取り上げられています。
この建物の外観を撮り損ねたり、内部が修復工事中であったり、さんざんでしたが、剣道二段の礼儀正しい職員の案内で気持ちの良い見学が出来ました。